サービスレベル合意書(SLA)

                                                    アイリス株式会社

本サービスレベル合意書における用語は、nodoca 医療機関等向け利用規約(以下「利用規約」といいます。)に従うものとします。
また、臨床試用による貸出の形態での本サービス利用の場合は、必ずしも以下に定める限りではありません。

1.本サービスの対象
本サービスの対象は、利用規約第1条第5項にて定める「ユーザー」とします。

1.1 本サービスの提供範囲
本サービスの提供範囲は下記のとおりとします。
 (1) クラウドサービス
本サービスでは、当社はアプリケーションをクラウドサービスとしてユーザーに提供します。また、アプリケーションの利用に係る技術的なサポート等も本サービスの提供範囲とします。

 (2) 使用機器等
nodocaを構成するソフトウェアの技術的サポートは、本サービスに含まれますが、ユーザーの端末(PC)に係る技術的サポートは、本サービスに含まないものとします。

1.2 サービスメンテナンス時間
下記の時間帯は、サービスメンテナンスのため予告なしに作業を行う場合があります。サービスのご利用に支障のないように努めますが、メンテナンスの内容によっては一時的に本サービスのご利用ができなくなる場合もございます。
各日 23:00-翌日5:00

2. 本サービスにおけるサービスレベル適用の考え方
本サービスレベル合意書の意義は、本サービスの利用が不能となるリスクを最小化し、かつサービス上で扱う医療情報の取り扱いの安全性を確保する上で必要な諸取り組みについて、ユーザー及び当社間で共通認識を持つことにあります。

3.前提条件
3.1 サービス利用環境
当社は、本サービスで提供するアプリケーションについて、当社サイトに示す利用環境における稼動を推奨します。ただし、当該環境下において正常に稼働することを保証するものではありません。

3.2 サービス提供環境・運用に係る前提条件
当社は、本サービスの提供における環境整備、運用に当たり次の対応を行います。
・本サービスの提供に係るユーザーデータ、判定結果、プログラム等の保存については、当社が契約するAWS等のクラウドサービス上で行います。ただし、当社は本サービス提供に係る運用をリモートアクセスで行う範囲で、当社所定の場所に、本サービスの運用に供する機器を設置します。
・本サービスの提供に係るユーザーデータ、プログラム等の保存、及びこれらに関するサーバ等の機器類は、日本国の法令の適用が及ぶ場所に設置します。
・本サービス運営上、データセンターやクラウドサービス等での機器や通信回線の増強、運用に係るプログラムの改善等を目的とし、必要最小限の範囲で、ユーザーデータの利用状況(例えばハードディスク容量、データへのアクセス状況、回線のトラフィック等)に関する統計データの取得を行います。
・本サービス提供に際し、個別の障害対応等に際して、ユーザーデータや判定結果を参照することがあります。また、セキュリティ対応上、必要と考えられるユーザーデータへのアクセス状況やシステム負荷の状況等を統計化することがあります。

3.3 守秘義務
当社は、本サービスの提供に当たり、業務上知り得た情報に対する守秘義務を全うするため、次の対応を行います。
・従業員に対し、業務上知り得た秘密(個人情報を含みます。)に関する守秘義務を課します。
・従業員が退職した後も、その従業員が在職中に業務上知り得た秘密(個人情報を含みます。)を保護するための守秘義務規定を社内規程に定めます。

4.システム構成上の役割分担と責任
4.1 本サービス提供に対する責任
当社は、本サービスの提供に際しては、バグ等が存在しないよう最大限努力を行いますが、本サービスは現状のまま提供されるものであり、当社は、本サービスのバグや不具合の不存在を保証するものではございません。

4.2 本サービスのユーザーにおける役割分担と責任
本項ではユーザーにおける役割分担と責任を定義します。なお、本サービスの提供に係る当社の責任は1.1 本サービスの提供範囲にて示したとおりです。
 (1) 機器等に関する役割分担と責任
・ユーザーがnodocaの利用に関して設置するPC等の端末については、ユーザーが必要な設定及びセキュリティ対策を実施するとともに、それを適正に管理する責任を有します。
・ユーザーがnodocaを利用するにあたり必要な通信機器等については、ユーザーが必要な設定及びセキュリティ対策を実施するとともに、それを適正に管理する責任を有します。

 (2) 本サービスに関する役割分担と責任
・本サービスの利用に関して必要となるユーザーの所有するネットワークに対する不正侵入の防止措置については、ユーザーが必要なセキュリティ対策を実施するとともに、それを適正に管理する責任を有します。
・本サービスの利用と連携するため、ユーザーが導入する他のクラウドサービス等のサービス、アプリケーション、及びその他のシステム等については、ユーザーが必要な設定及びセキュリティ対策を実施するとともに、それを適正に管理する責任を有します。
・本サービスの提供に係るアカウント管理、権限設定に関する業務は、ユーザーの責任において実施するものとします。 ただし、当社は、ユーザーに対して必要な情報提供等を行い、支援を行います。

5.運用内容
5.1 運用体制・規程等
 (1) 運用体制
本サービスの利用に係る各種問い合わせ対応については、その内容に関わらずカスタマーサポートで行います。また、本サービスを構成するソフトウェアの保守、運用に関しましても当社にて行います。なお、カスタマーサポートのお問い合わせ先は、当社サイトにて別途記載します。

 (2) 運用における遵守事項
本サービスの提供に際するユーザーデータ及び判定結果の使用範囲につき、当社は、次の内容を遵守します。
・ユーザーデータ及び判定結果を個人情報保護法に則り管理し、ユーザーと合意された範囲で利用するものとし、個人情報保護法の定める範囲を超えて本人の同意なく第三者に提供しません。
・ユーザーに代わっての本サービスの代行操作等は原則として実施しませんが、必要と認める範囲において行う場合があります。

5.2 非常時の対応
災害、長時間の停電、ネットワーク網の障害、サイバーテロ等の発生により当社においてサービス提供が困難となった場合において、当社は本サービスの運用における非常時対応を行います。また必要に応じて、当社は、ユーザーに対するサービス休止を行います。
非常時におけるサービス休止の判断は、当社において行います。サービス休止が発生している旨について及びその対応状況については、当社サイトにおいて告知します。

5.3 保守業務に伴うサービスの休止の告知
保守業務に関して、当社は次の対応を行います。
・当社は、定期的にまたは必要に応じて、保守作業(メンテナンス及びバージョンアップを含みます。)のために、本サービスを一時的に休止することができるものとします。
・当社は、保守作業を行う場合には、事前にユーザーに対してその旨を通知するものとします。ただし、緊急の場合には、事前の通知をすることなく本サービスを休止し、事後速やかにユーザーに通知するものとします。
・当社は、第三者による妨害行為等により本サービスの継続がユーザーに重大な支障を与えるおそれがあると判断される場合、その他やむを得ない事由がある場合にも、本サービスを一時的に休止することができるものとします。
・当社は、本項に基づいてなされた本サービスの休止によってユーザーに生じた不利益、損害について責任を負いません。

5.4 サポート
 (1) サポート内容
本サービスの利用に関し、当社は、ユーザーから次の問い合わせを受け付けサポート対応をします。
・本サービスの使用方法等に関する内容
・本サービスの利用上の障害に関する内容
ただし、本サービスで提供するアプリケーション以外の諸機能(OS、ブラウザ、アプリケーション、当社が管理しないパソコン等の機器)についてはサポート対象外になります。

 (2) サポート対応時間
本サービスに関する問い合わせ対応については、次の時間において、5.1 運用体制・規程等にて定める窓口にて行います。
9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)


                                                           以上
                                                2022年12月10日制定